【kintoneで失敗しない】自作でも外注でも成果を出す「小さく試す」アプリ開発術

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
「プログラミングなしで業務アプリが作れる!」と、中小企業の間でも大人気のITツール『kintone(キントーン)』。導入を検討したり、すでに社内で使い始めたりしている企業様も多いのではないでしょうか。
しかし、kintoneには「簡単に作れるからこその落とし穴」があります。 気合を入れて最初から多機能なアプリを自作したり、外注業者に「我が社の業務を全部カバーする完璧なシステムを!」と頼んだりすると、高確率で使いこなせず失敗します。
ここで役立つのが、前回ご紹介した「MVP(=まずは一番シンプルな形で作って、試してみる)」という考え方です。今回は、kintoneでのアプリ作りや、業者へ依頼する時にこの考え方をどう応用すればいいのかを分かりやすく解説します。
【自作する場合】まずは「Excelの1シート分」から始める
kintoneは、プラグイン(拡張機能)を足したり、複雑な設定をしたりすれば、いくらでも立派なアプリが作れます。しかし、最初からそれをやると設定だけで力尽きてしまいます。
まずは、「今使っているExcelの、この1シートの入力だけをkintoneに置き換える」というレベルからスタートしましょう。
- 最初は文字入力と日付だけでOK
- 複雑な計算や自動化は後回し
この最小限の状態で、まずは現場の社員に1週間使ってもらいます。「Excelよりスマホで見やすくなった!」「でも、この項目は選択式(プルダウン)のほうが入力しやすいな」といった、使ってみて初めて分かる改善点を少しずつ反映させていくのが、kintoneを自作する際の必勝法です。
【人に頼む(外注する)場合】「全部盛り」の注文は絶対にNG!
「自分たちで作る時間がないから、IT業者にお願いしよう」という時こそ、「小さく試す」マインドが最も重要になります。
よくある失敗は、業者の見積もり段階で「顧客管理も、日報も、売上分析も、請求書発行も、全部連動したシステムにしてください!」と、要望をすべて詰め込んでしまうことです。これだと、見積もり金額が跳ね上がるだけでなく、完成した後に「実際の業務の流れと合わなくて使えない」という悲惨な結果になりかねません。
プロに頼む時こそ、こう伝えてください。 「まずは一番困っている『顧客情報の共有』のアプリだけを、最小限の機能で最短で作ってください。それを現場で試してから、次の機能を足していきたいです」
このように段階を分けて発注することで、無駄な開発費用を抑えられ、現場の意見を取り入れた「本当に使えるkintoneシステム」を業者と一緒に育てていくことができます。
AYAKA’s View
kintoneの最大の強みは、大がかりなシステムとは違って「いつでも、何度でも、簡単に作り直せること」です。
それなのに、従来のシステム開発と同じように「最初に完璧な設計図を作ってからじゃないと動けない」と思い込んでしまうのは、非常にもったいないことです。
自分で作る時も、人に頼む時も、合言葉は「まずは1つのアプリ、最小限の機能から」。 このスモールステップの積み重ねが、結果的に一番安く、一番早く、社内の業務改善を成功させるルートになります。kintoneを「ただの箱」で終わらせないために、まずは小さく動かしてみましょう!
apro-incでは、kintoneを活用した業務改善や、身の丈に合ったアプリ構築のサポートを行っています。 「自社でkintoneを入れたいけれど、何から手を付ければいい?」「業者に見積もりを頼みたいけれど、丸投げするのが不安」といったお悩みはありませんか? お客様の業務をじっくりヒアリングし、本当に必要な「最小限のステップ」をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。
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