生成AIが「作れるもの」全リスト 文章・画像・表・コードまで一挙解説【AI入門連載・第3回】

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連載「AI初心者のための教科書」第3回/全10

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

連載も第3回になりました。第1回でAIの正体を、第2回でChatGPTの仕組みをお伝えしてきました。今回はいよいよ「で、実際に何が作れるの?」という疑問に、カテゴリー別で全部答えます。

「生成AIって文章を書くだけでしょ?」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。その概念が大きく変わると思います。


生成AIで作れるもの 8カテゴリ全リスト

2026年現在、生成AIが生み出せるアウトプットは大きく8つのカテゴリに分類できます。以下の表で一気に整理しました。

カテゴリ作れるもの(例)中小企業での活用シーン
📝 文章・テキストメール・提案書・報告書・SNS投稿・FAQ・求人票営業メール作成、採用広告、FAQ自動生成
🖼️ 画像・ビジュアルバナー・商品画像・アイキャッチ・ロゴ案・図解LP素材制作、SNS投稿画像、販促チラシ
📊 表・データ整理比較表・集計表・レポート・ダッシュボード草案競合比較表、月次報告、KPIサマリー
💻 コード・プログラムExcel関数・Pythonスクリプト・Webサイト・アプリ集計自動化、業務ツール試作、ノーコード補助
🎵 音声・音楽BGM・ナレーション原稿・ポッドキャスト台本動画BGM、社内研修ナレーション
🎬 動画(限定的)短尺の解説動画・スライドショー・テキスト動画商品紹介動画、社内周知コンテンツ
🗂️ 企画・アイデア新規事業案・マーケ施策・ネーミング・キャッチコピーブレスト支援、企画書の初稿、コンセプト立案
📋 書類・フォーム契約書ドラフト・議事録・マニュアル・チェックリスト議事録自動化、業務マニュアル整備

特に中小企業で効果が高い3カテゴリ

全8カテゴリの中で、今すぐ中小企業の経営者・実務担当者が取り入れやすく、かつ効果を実感しやすいのは次の3つです。

1.文章・テキスト生成——最も即効性が高い

メールの返信、提案書の初稿、SNS投稿文、求人票……「書く仕事」は中小企業の業務時間の多くを占めています。生成AIはこれらの文章作成を劇的に速くします。

たとえば「顧客へのサービス変更のお知らせメールを丁寧に書いて」と入力するだけで、30秒でドラフトが出てきます。そのまま使えることも多く、修正しても数分で完成します。

2.表・データ整理——「まとめる作業」が激変する

競合比較表の作成、会議のまとめ、月次レポートの構成案——これらは生成AIが特に得意とする領域です。

「競合A・B・Cを価格・機能・サポート体制で比較した表を作って」と入力すると、すぐに比較表の骨格を作ってくれます。あとは自社の情報を埋めるだけです。

3.企画・アイデア出し——「壁打ち相手」として最強

新サービスのネーミング案を10個出す、SNSキャンペーンのアイデアを考える、新規事業のアイデアを業界別に整理する——こうした「ゼロから考える」作業も、AIに任せることができます。

人間の発想を否定せず、大量の選択肢を出してくれるため、アイデアの初期段階の壁打ち相手として非常に優秀です。


2026年現在の動画・音声生成の最新状況

動画生成AIについては、2026年3月にOpenAIがSoraの単独サービスとしての提供を終了しました。次世代の自律型AIへのリソース集中が理由とされており、今後はエージェントAIと統合された形での動画生成が主流になる見込みです。

一方で音声生成・音楽生成のAIは着実に進化を続けており、ナレーション原稿の読み上げや社内動画のBGM作成などに活用する中小企業が増えています。ただし著作権の取り扱いには引き続き注意が必要です。


使う前に知っておきたい「生成AIが苦手なこと」

何でも作れるように見える生成AIですが、得意・不得意は確実にあります。以下の3点は特に意識してください。

  • 最新情報には弱い——学習データに時間差があるため、最新のニュースや価格情報は必ず別途確認が必要
  • 数字・計算は要注意——数値の集計や複雑な計算はミスが起きやすいため、出力結果のチェックは必須
  • 「決定・責任」は人間が持つ——AIはあくまでドラフトを出す存在。最終判断と責任は必ず人間が担う

AYAKA’s View

生成AIが「作れるもの」は、想像以上に広いと感じていただけたでしょうか。

大切なのは「全部使おう」と意気込むことではなく、自社の業務で一番時間がかかっている「書く・まとめる・考える」の一つから試してみることです。

次回(第4回)は「今日から始める!ビジネスメールをAIで10分の1の時間で書く方法」として、実際の操作手順を具体的にお伝えします。お楽しみに!


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