こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
前回の記事では、RPAの歴史と「超高速・ノーミスで動く職人」という現在の立ち位置についてお話ししました。
しかし、どれだけ腕の良い職人であっても、苦手な仕事を無理やり押し付けられれば失敗してしまいます。RPAの導入で最も多い失敗は、「自動化してはいけない業務を、RPAに任せてしまうこと」です。
今回は、RPAを大活躍させるために絶対に知っておきたい、「向いている業務」と「向いていない業務」の決定的な違いを解説します。
RPAが「大得意」な業務の3条件
RPAは、以下の3つの条件が揃った業務に投入すると、圧倒的な成果(コスト削減・時短)を出してくれます。
1. 【定型的】ルールと手順が完全に決まっている
「Aのシステムからデータをコピーして、BのExcelのこの欄に貼り付ける」というように、誰がやっても100%同じ手順になる業務です。「例外」が起きない環境こそ、RPAの独壇場です。
2. 【デジタル】PC上でデータが完結している
紙の書類を見ながら入力するような業務ではなく、すでに電子化されたCSV、Excel、Webシステム、PDFなどの間でデータをやり取りする業務です。
3. 【繰り返し】件数が多く、定期的に発生する
毎日100件発生するデータ登録、毎月発生する何千件もの請求確認など、人間がやるとゲッソリするようなボリュームのある単純作業です。
RPAに任せると「即、壊れる」不向きな業務
逆に、次のような業務にRPAを使ってはいけない、あるいは慎重になる必要があります。
1. 「人間の判断」が必要な業務
「内容を確認して、なんとなく怪しいものは弾く」「金額が大きい場合は上司に相談する」といった、人間の経験や勘、臨機応変な判断(例外処理)が必要な業務はRPAにはできません。無理に作ると、少しの変化でロボットがエラーを起こして停止します。
2. 頻繁に画面やルールが変わる業務
「来月から入力フォームのデザインが全面的に変わる」「頻繁にマニュアルが書き換わる」といった業務。RPAは「画面のこのボタンを押す」と記憶しているため、ボタンの位置が変わっただけで迷子になってしまいます。
AYAKA’s View
RPAの特性をひとことで表すなら、「真面目で不器用な、超スピードのコピペの天才」です。
1+1を1億回計算させたら世界一ですが、「今日の気分に合わせて良い感じにして」と頼んだ瞬間、フリーズしてしまいます(笑)。だからこそ、私たちはRPAを責めるのではなく、「RPAが一番輝ける単純作業」を見つけて、それをプレゼントしてあげる必要があるのです。
では、自社の社内業務の中から、どうやってその「輝ける業務」を見つけ出せばいいのでしょうか? そのためには、開発を始める前の「ある準備」が必要です。次回の第3回で詳しくお話ししますね!
組織に合わせたDX・業務改善をサポートします
apro-incでは、「どの業務を自動化すれば効果が出るか」を見極める、事前の業務診断・選定アドバイスを行っています。「導入前に失敗を避けたい」という企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせはこちら|業務改善・DXのご相談】 https://apro-inc.biz/contact/ 【Xで記事について発信しています|フォローして頂けると嬉しいです!】 https://x.com/ayakan_tp


