【ノーコードとの違い】ローコード(Low-Code)とは?社内システム内製化の切り札になる理由

業務改善

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

前回は、プログラミングを一切しない「ノーコード」の歴史や事例について解説しました。「手軽で最高!」と思えるノーコードですが、実はビジネスが拡大するにつれて「自社独自のこだわりが実現できない」という壁にぶつかることがよくあります。

その壁を突破する強力な選択肢こそが、今回ご紹介する「ローコード(Low-Code)」です。

今回は、ノーコードとの決定的な違いや、なぜ多くの企業で「システム内製化の切り札」として選ばれているのかを分かりやすく解説します!

ローコード(Low-Code)とは、「可能な限りコードを書かずに、どうしても必要な部分だけ最小限(Low)のプログラミングを行って開発する仕組み」のことです。

前回の「ノーコード」がIT知識ゼロの現場スタッフ向け(コードが完全ゼロ)であるのに対し、ローコードは「少しITの知識がある担当者や、社内のIT部門(情シス)向け」のツールと言えます。

ノーコードは、用意されたパーツを組み合わせるだけなので「枠から出たこと」ができません。 一方でローコードは、基本はパーツの組み合わせで高速に形を作りつつ、「独自の複雑な計算式を入れたい」「他社の基幹システムと自動連携させたい」といった高度な要望に対して、ピンポイントでプログラムを書き足して拡張できるのが最大の違いです。

いま、多くの企業が外部のシステム会社への外注を辞め、自社でシステムを作る「内製化」へ舵を切っています。その現場でローコードが選ばれるのには、3つの理由があります。

  • ① 従来の10倍のスピードで「本格的なシステム」が作れる 一からすべてのコードを書く(スクラッチ開発)と数ヶ月かかる開発が、ローコードなら数日〜数週間に短縮されます。ベースは画面操作で作れるため、開発スピードが爆発的に向上します。
  • ② 企業の命である「基幹システム」との連携ができる 社内の古い顧客データや売買管理システムなど、重要なデータと安全に、かつ柔軟に連携できる一歩進んだカスタマイズが可能です。
  • ③ 安全性(セキュリティ)と統制が効く ノーコードは現場が勝手にアプリを作ってブラックボックス化(野良アプリ化)するリスクがありますが、ローコードはIT部門が管理・監視しやすい高度なセキュリティ機能を備えているケースが大半です。

非常にバランスの良いローコードですが、以下の点には注意が必要です。

  • 最低限のIT知識(プログラミングやデータベースの理解)が必要 「完全にIT知識ゼロ」の現場スタッフが使いこなすのは難しいため、社内のIT人材のサポートや、外部のコンサルタントによる教育が必要になります。

ローコードを一言で表すなら、「ノーコードの爆速さと、プログラミングの自由度をいいとこ取りしたハイブリッドな道具」です。

言葉の概念や違いを整理すると、以下のようになります。

  • ノーコード:現場の小さな困りごとを「最速」で解決する(スピード重視)
  • ローコード:会社全体の業務システムを「柔軟かつ安全に」構築する(拡張性重視)

どちらが良い悪いではなく、自社の課題や「誰が作るのか」に合わせて使い分けることが、DX成功の最大の秘訣です。次回は、これら両方のツールを導入する際に絶対に避けては通れない、最大の注意点「ベンダーロックイン」について詳しく解説します!

「自社の社内システムを内製化したいけれど、ノーコードとローコードのどちらが合っている?」「IT部門の負担を減らしつつ開発を高速化したい」とお悩みの企業様は、ぜひapro-incにご相談ください。

apro-incでは、貴社のITスキルや業務内容を総合的に分析し、最適なツールの選定から、スムーズな開発内製化への伴走サポートを行っています。

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