【主要ツール4選】具体的なローコードの例は?特徴と自社に合った選び方の例

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
前回は、ノーコードの弱点を克服し、開発スピードと自由度を両立する「ローコード」の概念について解説しました。
「ローコードのメリットは分かったけれど、具体的にどんなツールがあるの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。今回は、現在多くの企業で導入されている「代表的なローコードツールの具体例」を4つ厳選し、それぞれの特徴と選び方を分かりやすくご紹介します!
具体的なローコードツールの代表例4選
ローコードツールにはそれぞれ「得意分野」があります。自社の環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。
① Microsoft Power Apps(マイクロソフト パワーアップス)
- 特徴:すでに多くの企業が導入している「Microsoft 365(旧Office 365)」のプランに含まれていることが多いツールです(※プランによる)。ExcelやSharePoint、Teamsといった日常業務で使うMicrosoft製品と強力に連携できるのが最大の強みです。
- こんな企業におすすめ:社内の基本システムがWindowsやMicrosoft製品で統一されている企業。
② Salesforce Lightning Platform(セールスフォース ライトニング プラットフォーム)
- 特徴:世界シェアNo.1の顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)ツールであるSalesforceが提供するローコードプラットフォームです。顧客データや商談情報と紐づいた社内アプリを、マウス操作と最小限のコードで高度に構築できます。
- こんな企業におすすめ:すでにSalesforceを導入しており、営業や顧客対応の業務をさらに効率化したい企業。
③ OutSystems(アウトシステムズ) / Mendix(メンディックス)
- 特徴:これらは「マルチエクスペリエンス・ローコードプラットフォーム」と呼ばれ、企業の根幹を支える大規模な基幹システム(基幹業務、人事、財務など)を構築するための、プロのエンジニア向けの超本格派ローコードツールです。
- こんな企業におすすめ:大企業で、従来のスクラッチ開発からローコードによる高速開発へ全面移行したい場合。
④ Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー)
- 特徴:30年以上の歴史を持つ老舗のローコードツールです。Appleの子会社が提供しており、直感的な画面デザインの美しさと、iPadやiPhoneなどのモバイル端末でサクサク動くアプリを簡単に作れるのが特徴です。
- こんな企業におすすめ:店舗や倉庫、現場でタブレットを使ってデータ入力や管理を行いたい企業。
自社に合ったローコードツールを選ぶ2つの基準
具体的なツールを紹介しましたが、選定で失敗しないためには以下の2つの基準を意識してください。
- 基準①:今使っているメインシステムと親和性があるか すでに社内でMicrosoftやSalesforceを使っているなら、そのエコシステム(環境)の中にあるローコードツールを選ぶのが最もコストパフォーマンスが高く、連携もスムーズです。
- 基準②:誰が開発・メンテナンスを行うのか 社内の情シス(IT部門)が主導するのか、あるいは少しITに強い現場のリーダーが担当するのかによって、選ぶべきツールの難易度が変わります(Power AppsやFileMakerは比較的マイルド、OutSystemsはプロ向けです)。
AYAKA’s View
ローコードツールの具体例を見てみると、「まったく新しい独立したシステムを導入する」というよりは、「いま社内にある便利な仕組みをさらに強力に拡張する」というアプローチが多いことに気づくと思います。
言葉の概念として重要なのは、ツール自体の知名度で選ぶのではなく、「自社が今持っているデータ(資産)を一番活かせるのはどれか?」という視点を持つことです。次回は、これらのツールを導入・運用する際に絶対に避けては通れない、依存のリスク「ベンダーロックイン」について解説します。まずは自社の足元のシステム環境をチェックしてみましょう!
「自社の業務や既存のシステムには、どのローコードツールが最適なのか分からない」「ツールのライセンス選定や初期構築で失敗したくない」という企業様は、ぜひapro-incにご相談ください。
apro-incでは、特定のベンダーに偏らない中立的な視点から、貴社に最適なローコードツールの選定・導入、そして運用の内製化までをトータルで伴走サポートいたします。
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