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【現場の本音】kintone・AppSheetへの「大量の要望」をスッキリさばく優先順位のつけ方

2026.06.21

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

kintoneやAppSheetでアプリを作って「まずは使ってみて!」と現場に展開した後に、こんな状態になっていませんか?

「Aさんは『項目を増やして』と言うけれど、Bさんは『入力が面倒だから減らして』と言う」

「あれもこれもと要望が10個以上出てきて、どこから手をつければいいか分からない……」

現場からたくさん意見が出るのは、みんなが真剣に使おうとしてくれている証拠なので、とても嬉しいことです。しかし、すべての意見をそのまま取り入れていると、アプリがごちゃごちゃになって全員が使いにくい「お化けアプリ」になってしまいます。

今回は、社内から出た複数の意見をどう整理し、どう優先順位をつければ「みんなが納得して、満足するアプリ」に育つのか、その秘訣をお話しします。

全員が納得する「要望の仕分け」2つのモノサシ

山ほど出た意見をすっきり整理するために、頭の中で次の「2つのモノサシ(軸)」を使って仕分けをしましょう。

  1. 「効果」のモノサシ: それをやると、どれくらい業務がラクになるか?(全員が喜ぶか、特定の人だけか)
  2. 「手間」のモノサシ: kintoneやAppSheetで、すぐに直せるか?(数分でできるか、数日かかるか)

この2つの視点を持つと、集まった意見を以下の4つに分類することができます。

要望のタイプ特徴結論(どうするべきか)
① 今すぐやる(即対応)手間がかからないのに、みんながラクになること(例:ボタンの配置変更、選択肢の追加)最優先で今日中に直す!
② じっくりやる(計画対応)効果は大きいが、設定に少し時間がかかること(例:複雑な自動計算、他アプリとの連携)現場に「来週やります」と伝えて進める
③ 後回し(保留)手間のわりに、特定の1人しか使わないような細かいこだわり「全体の様子を見て検討します」と伝える
④ やらない(却下)アプリが複雑になり、他の人の入力の手間が増えてしまうこと理由を優しく説明して見送る

みんなが満足する「納得感」の生み出し方

優先順位をつけた後、一番大切なのは「なぜその順番にしたのか、決まったことを現場に見せる(共有する)」ことです。意見が却下された人が不満に思うのは、「無視された」と感じるからです。

満足度を高めるために、以下の工夫をしてみましょう。

AYAKA’s View

社内から出る要望をさばく時、担当者様が「1人で抱え込んでジャッジしようとしないこと」が何より大切です。

おすすめは、要望をkintone内の「要望受付アプリ」などに箇条書きで公開しておき、「今、これを順番に直しています」「これはこういう理由で保留にしています」というステータス(状況)を全員が見える状態(オープン)にしておくことです。

進み具合が「見える化」されているだけで、現場のメンバーは「自分の意見が今どうなっているか」が分かり、安心します。

「みんなの意見でアプリがどんどん使いやすく育っている」というプロセスを全員で共有すること。これこそが、一部の人だけが満足するのではなく、組織全体が主体的になる最高の「定着のステップ」になりますよ。

apro-incでは、kintoneやAppSheetの技術的なサポートだけでなく、社内の意見集約や、現場が揉めないためのコミュニケーションの進め方についてもアドバイスを行っています。

「社内の要望が多くてまとまらない」「現場の意見調整に困っている」という担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。社内が一体となるDXの進め方をサポートします。

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