新しいことを覚えるのが億劫になったら|大人の学び直しの、小さな始め方

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
新しいアプリの案内が来て、「ああ、また覚えなきゃいけないのか」と、思わずため息が出る。以前ならわくわくして飛びついていたようなことに、最近はどうも腰が重い。
この感覚、白状すると、私にもあります。若い頃は新しいものが出るたびに面白がって触っていたのに、いつからか「今のままでも困ってないし」と、つい後回しにしてしまう。そして少し、こわくなるんです。このまま、新しいことを避け続けたら、どんどん取り残されていくんじゃないか、と。
昨日は「昔のやり方を今の形に作り直す」という話をしました。でも、作り直すには、当然、新しいことを学ぶ必要があります。今日はその、大人になってからの「学び直し」について、億劫さとどう付き合うか、私自身の実感を交えてお話しさせてください。
「覚えられない」んじゃなくて、「覚える気になれない」だけかも
まず、少し安心する話から。「歳をとると、新しいことが覚えられなくなる」と、よく言われます。でも、私はこれ、半分は思い込みじゃないかと思っているんです。
もちろん、丸暗記のような力は、若い頃のほうが得意かもしれません。でも、大人には大人の強みがあります。これまでの経験と結びつけて理解する力、要点をつかむ力、全体像を推測する力。若い頃のように力任せに覚えるのではなく、「ああ、これはあれと似ているな」と、持っている知識に引っかけて learning できる。実は、大人の学びには、大人ならではの効率の良さがあるんですよね。
じゃあ、なぜ億劫に感じるのか。それはたぶん、能力の問題ではなく、気持ちの問題です。新しいことを始めると、最初は必ず「できない自分」を味わうことになります。若い頃はそれが当たり前でしたが、ある程度のことができるようになった大人にとって、「できない自分」に戻るのは、けっこう居心地が悪い。この、初心者に戻ることへの抵抗感が、億劫さの正体だったりします。つまり、覚えられないのではなく、覚え始めのあの気恥ずかしさを、避けたいだけなのかもしれません。
大きく始めるから、続かない
学び直しがうまくいかない、いちばんよくある原因を、正直に書きます。それは、最初から欲張りすぎること、です。
「よし、勉強しよう」と決意すると、私たちはつい、分厚い参考書を買ったり、立派な講座に申し込んだりします。でも、その意気込みは、たいてい三日で萎えます。仕事で疲れて帰ってきて、分厚い本を開く気力なんて、そうそう残っていません。そして、続かなかった自分に、また落ち込む。「やっぱり自分には無理だ」と。この繰り返しで、学び直しそのものが嫌いになってしまう。もったいない話です。
私が、いろいろ失敗した末にたどり着いたのは、拍子抜けするほど小さく始める、ということでした。たとえば新しいツールを覚えるなら、「まず、ひとつの機能だけ触ってみる」。全部を理解しようとしない。今日はこのボタンひとつ、と決める。それくらい小さくすれば、疲れていても手が出せます。そして、ひとつ分かると、不思議ともうひとつ知りたくなる。この小さな前進の積み重ねが、いつのまにか大きな力になっていく。急がば回れ、なんですよね。
「使う場面」があると、学びは根づく
もうひとつ、大人の学び直しで大事だと感じているのが、「実際に使う場面」とセットにすることです。
学校の勉強と違って、大人の学びは、試験のためではありません。目の前の仕事や暮らしを、少し良くするためのものです。だから、「いつか役に立つかも」で学ぶより、「明日のあの作業で使う」と決めて学ぶほうが、圧倒的に身につきます。使う場面がはっきりしていると、学ぶ意味が実感でき、覚えたこともすぐに定着する。逆に、使うあてのない学びは、どんなに頑張っても抜けていってしまいます。
だから、新しいことを学ぶなら、「これを覚えて、何をラクにしたいか」を先に決めてみてください。目的が具体的なほど、学びは続きます。そしてその小さな成功体験が、「自分もまだ学べる」という自信につながって、次の学びへの億劫さを、少しずつ溶かしてくれます。
もし今、「学ばなきゃいけないのは分かっているけれど、どうにも腰が上がらない」という状態でいるなら、必要なのは、強い意志でも、まとまった時間でもないのかもしれません。何を、どこまで、何のために学ぶのか。それを小さく区切って、明日使う場面とセットにする。この設計さえできれば、学び直しは、驚くほど身近なものになります。
apro-incでは、新しいツールやしくみを導入する際、「現場のみなさんが無理なく学べる」ところまでを、セットで設計します。ただ研修を一度やって終わり、ではなく、小さく始めて、使う場面とつなげて、少しずつ根づかせていく。この伴走があるかどうかで、定着はまるで変わります。「新しいことを学ぶのが、社内でなかなか進まない」「何から手をつければいいか分からない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。みなさんの「億劫」を、小さな一歩に変えるお手伝いをします。
AYAKA’s View
私は、学び続けることの本当の価値は、スキルが増えること以上に、「自分はまだ変われる」という感覚を持ち続けられることにあると思っています。新しいことをひとつ覚えるたびに、少しだけ自信が戻ってくる。その感覚が、人を若々しく、しなやかにしてくれるんですよね。
だから、学び直しを「やらなきゃいけない義務」だと思わないでほしいのです。それはむしろ、自分への投資であり、少しの冒険です。そして、一人で参考書と向き合うより、目的を一緒に整理して、使う場面まで設計してくれる相手がいると、その冒険はずっと軽やかになります。会社としてスタッフの学びを応援したい方も、ご自身が何かを学び直したい方も、その最初の設計を、私に手伝わせてください。「億劫だな」という今の気持ちごと、聞かせていただけたら嬉しいです。いつでもお待ちしています。

▼ お問い合わせはこちら https://apro-inc.biz/contact
▼ 【Xで記事について発信しています|フォローして頂けると嬉しいです!】 https://x.com/ayakan_tp