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業務改善

「休み明けが怖い」をなくす|戻ってきたときに楽な状態のつくり方

2026.07.30

こんにちは、apro-incの業務改務・DXコンサルタント、AYAKAです。

せっかくの休みなのに、ふと、こんなことを考えてしまうことはありませんか。「戻ったら、メールが何百件たまってるんだろうな」。

その瞬間、目の前の景色から、すっと気持ちが離れていく。楽しいはずの時間なのに、頭の片隅で、休み明けの自分を心配している。私にも覚えがあります。これでは、体は休んでいても、心が休めていないんですよね。

先日、連休明けにエンジンがかからない話を書きました。あれは、休んだ「あと」の話でした。今日はその手前、休む「前」の話です。戻ってきたときに楽な状態を、あらかじめつくっておく。それができると、休み明けの怖さは、ずいぶん和らぎます。

怖いのは、量そのものより「見えないこと」

なぜ、休み明けが怖いのか。単純に仕事がたまるから、というのもありますが、それだけではない気がします。もっと大きいのは、「何がどれだけたまっているか、分からない」ことじゃないでしょうか。

未読の件数だけが増えていって、中身は分からない。急ぎの案件が埋もれているかもしれない。何かトラブルが起きているかもしれない。この、正体の分からない不安が、休み中の気持ちを重くします。実際に戻ってみたら、たいしたことなかった、ということも多いのに。人は、見えないものを、実際より大きく想像してしまうものなんですよね。

だとすれば、対策の方向も見えてきます。たまる量をゼロにするのは無理でも、「戻ったときに何が起きているか、ある程度見通せる」状態にしておけば、怖さはかなり減らせるということです。

休む前にやっておくと、あとが楽なこと

私が試してみて、これは効いたな、と思ったことをいくつかお話しします。どれも、そんなに手間のかかることではありません。

ひとつは、不在の連絡に、少し具体的に書いておくこと。自動返信で「休暇中です」とだけ返すのではなく、「この期間は不在です。急ぎの場合は誰それまで」と、代わりの窓口を書いておく。これだけで、本当に急ぎの用件は、休み中に別の人が処理してくれます。戻ったときに残っているのは、急ぎでないものだけ。この差は、想像以上に大きいです。

もうひとつは、休み明け初日の予定を、意図的に空けておくこと。連休明けの記事でも触れましたが、戻ってすぐの日に、大事な打ち合わせや締め切りを入れないでおく。初日は、たまったものを片づける日、と割り切ってしまう。ここに予定が詰まっていると、片づけながら別のことにも対応しなければならず、一気にしんどくなります。

そして、これはささやかですが、意外と効くこと。休みに入る前に、机とパソコンのデスクトップを片づけておく。散らかったままだと、戻ってきた瞬間の気分が重いんですよね。逆に、すっきりした状態で迎えられると、それだけで「よし、やるか」という気持ちになれる。休む前の自分から、休み明けの自分への、ささやかな贈り物みたいなものです。

「戻ってきたときの自分」を思いやる

こうして並べてみると、どれも共通しているのは、「戻ってきたときの自分」を思いやる、ということだと思います。

以前、来週の自分に手紙を書く、という話をしました。あれと似ています。今の自分が、少し先の自分のために、先回りして手を打っておく。休み明けの自分は、たぶん、まだ本調子ではありません。頭も体も、ゆるんだ状態から戻ってくる途中です。その、少し頼りない自分を思い浮かべて、「これくらいなら、なんとかなるだろう」という状態を用意しておいてあげる。

そう考えると、休む前の準備は、面倒な作業ではなく、自分へのやさしさに変わってきます。そして、その準備があるから、休み中に安心して仕事のことを忘れられる。休み明けの怖さが減れば、休みそのものの質も上がる。ここは、つながっているんですよね。

もっとも、個人の工夫だけでは限界がある部分もあります。たとえば、代わりの窓口を書こうにも、任せられる人がいない。初日を空けようにも、そういう調整ができる空気がない。そうなると、これは個人の準備ではなく、職場の体制や業務の設計の話になります。今週ずっと書いてきた、不在に強い体制づくりと、結局は同じところに行き着くわけです。

「休み明けが怖くて、休んだ気がしない」「毎年、休暇のたびに同じ思いをしている」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。apro-incでは、誰かが休んでも業務が滞らない体制のつくり方から、戻ってきたときの負担を減らす業務の設計まで、一緒に考えます。休みが、本当の意味で休みになる。そんな職場を、一緒につくらせてください。

AYAKA’s View

休み明けが怖い、という感覚は、真面目に仕事をしている人ほど強いように思います。責任感があるからこそ、留守中のことが気になる。だから、この怖さ自体は、決して悪いものではありません。

ただ、その不安を抱えたまま休み続けるのは、やはりもったいないと思うのです。休暇は、心身を回復させるためのものなのに、回復しきれずに戻ってくることになりますから。私自身、休み前の準備を少し変えただけで、休み中の心の軽さがまるで違ったという経験があります。ほんの少しの先回りで、あんなに変わるのかと驚きました。この夏、休みに入る前に、ひとつでいいので試してみてください。そして、個人の工夫だけではどうにもならないと感じたら、それは職場の設計を見直すサインです。そのときは、ぜひ声をかけてください。安心して休める職場づくりを、一緒に進めましょう。


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