日曜の夜、休む予定を先に決める|「疲れる前に休む」という考え方

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
八月に入って、最初の日曜日です。お盆の予定を考え始めている方も、多いかもしれませんね。
今週このブログでは、休む前の準備について、いろいろ書いてきました。不在に強い体制のこと、引き継ぎのこと、社長の休みのこと。どれも、休むための「段取り」の話でした。今日は、その締めくくりとして、もう少し根っこの話をさせてください。
そもそも私たちは、休むことを、どう捉えているのか。というのも、多くの人が、休みを「疲れたあとに取るもの」だと思っている気がするんです。私も、長い間そうでした。
疲れきってから休むと、回復に時間がかかる
以前の私は、限界まで働いて、これ以上は無理、となってようやく休んでいました。休むというより、力尽きて倒れ込む、に近い。そして、そういう休み方をすると、休んでも休んでもだるさが抜けないんですよね。せっかくの休日が、ただ寝て終わる。回復のために丸一日を使って、それでもまだ疲れが残っている。
あるとき、ふと思ったんです。これは、車のガソリンと同じかもしれない、と。完全に空になってから給油するのと、半分減ったところで足すのとでは、手間がまるで違います。空になった車は、そもそも動かせない。レッカーを呼ばなければいけない。人間も同じで、完全に燃料が切れてから休もうとすると、そこから立て直すのに、ずいぶん時間がかかってしまう。
だとすれば、まだ余裕のあるうちに休んでおくほうが、ずっと効率がいい。「疲れたから休む」ではなく、「疲れる前に休む」。この順番を入れ替えるだけで、休息の効果はまったく変わってきます。
でも、余裕があると、休まない
とはいえ、これが難しい。なぜなら、まだ元気なうちは、「休む理由がない」からです。
まだやれる。もう少し頑張れる。今休むのは、なんだかもったいない。そう思って、つい前に進んでしまう。そして気づいたら、また空っぽになっている。私も、何度これを繰り返したか分かりません。「疲れる前に休むのが大事」と頭では分かっていても、元気なときに自分を止めるのは、思っている以上に難しいんです。
じゃあ、どうするか。私がたどり着いたのは、「その日の気分で決めない」ということでした。つまり、あらかじめ、休む日を予定として決めてしまう。カレンダーに書き込んでしまう。そうすれば、その日が来たときに、「まだやれるかも」と考える余地がなくなります。
これは、以前お話しした「重要なことの時間を、先にカレンダーに確保する」のと、まったく同じ発想です。あのときは仕事の話でしたが、休息こそ、先に確保しておくべきものだと思うんです。空いた時間に休もうとすると、その時間は永遠に空きませんから。
日曜の夜に、来週の「休む時間」を決めておく
具体的には、こんなことをしています。日曜の夜、来週の予定をざっと眺めながら、「ここは休む」という時間を、先に決めておく。
まとまった休日でなくても構いません。「水曜の夜は、何も予定を入れない」「金曜は早めに切り上げる」。それくらいのささやかなものでいいんです。一週間のどこかに、意識的に息をつく場所をつくっておく。予定として決めておけば、そこに向かって「あと二日でひと息つける」と思えるので、それだけでも気持ちが違います。
そしてもし、来週の予定を眺めて、休む時間がどこにも入れられないとしたら。それは、その週の予定が詰まりすぎているサインです。何かを減らすか、動かすか、考える必要があります。休む時間を先に確保しようとすると、そういう無理にも気づける。これも、先に決めておくことの効用のひとつだと思います。
今週は「休む前に整えておく」というテーマで書いてきました。体制を整え、引き継ぎを軽くし、戻ってきたときに楽な状態をつくる。そうやって環境を整えるのは、けっきょく、安心して休むためです。そして、その休みを、ちゃんと取る。疲れきる前に、取る。ここまでできて、ようやく完結するのだと思います。
もし今、「休む時間なんて、どこにも入れられない」という状態が続いているなら、それは個人の頑張りで解決する話ではないかもしれません。apro-incでは、業務そのものを見直して、休息が入る余地のある働き方を、一緒に設計します。無駄をなくすのも、仕組みを整えるのも、その先に、ちゃんと休める時間を取り戻すためだと思っているからです。「毎年、夏が終わる頃には疲れきっている」「休もうにも休めない状態が続いている」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。休める働き方を、一緒につくりましょう。
AYAKA’s View
休むことに、罪悪感を持つ方は多いです。まわりが働いているのに、自分だけ休むのは気が引ける。以前、社長が休めない話を書いたときにも触れましたが、これは立場を問わず、多くの人が抱えている感覚だと思います。
でも、休むことは、サボることではありません。次に良い仕事をするための、準備です。疲れきった頭で判断を誤るより、しっかり休んで冴えた頭で臨むほうが、まわりにとっても、ずっといい。そう考えると、休むことは、まわりへの責任でもあるんですよね。今夜、来週の予定を眺めて、どこか一か所でいいので、「ここは休む」と決めてみてください。そして、その時間が確保できないほど詰まっているなら、それは働き方を見直すときが来ているということかもしれません。そのときは、いつでも声をかけてください。八月も、どうぞご自愛ください。よい一週間を。

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