お盆前の金曜に|「やり残し」と上手に折り合いをつける

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
お盆休みを目前にした、この時期の金曜日。「休みに入る前に、これも、あれも終わらせておかないと」と、少し焦ってはいないでしょうか。
その気持ち、すごく分かります。やり残したまま休みに入るのは、なんだか気持ちが悪い。宿題を残したまま遊びに行くような、あの落ち着かなさ。だから、休み前は、つい無理をして詰め込みがちになります。でも、今日はあえて、「全部終わらせなくてもいいんじゃないですか」という話をさせてください。やり残しは、なくそうとするより、上手に折り合いをつけるほうが、うまくいくと思うのです。
「全部終わらせてから休む」は、たいてい無理
まず、身もふたもない事実から。「やることを全部終わらせてから、すっきり休みに入る」というのは、たいていの場合、無理です。
なぜなら、仕事というのは、ひとつ終わらせると、また次が生まれるものだからです。終わりのある宿題とは違って、仕事に「全部終わった」という状態は、基本的に、訪れません。だから、「全部終わらせてから」を目指すと、いつまでも終わらず、休み直前まで、へとへとになるまで働くことになります。そして、疲れきった状態で休みに入る。これでは、なんのための休みか、分からなくなってしまいますよね。
以前、「疲れる前に休む」という話を書きました。休み前に無理をして力尽きるのは、まさにその逆をいっています。大事なのは、全部を終わらせることではなくて、「どこまでやって、どこから手放すか」を、自分で決めることなんです。
やり残しを、三つに仕分けする
じゃあ、どう折り合いをつけるか。私がやっているのは、やり残しそうな仕事を、ざっくり三つに仕分けすることです。
ひとつめは、「休み前に、絶対に片づけておくべきもの」。これは、放っておくと、休み中に誰かに迷惑がかかったり、休み明けに手遅れになったりするものです。これだけは、優先して終わらせます。数は、そんなに多くないはずです。
ふたつめは、「休み明けでも間に合うもの」。急いでいるように見えて、実は休み明けにやっても問題ないもの。これは、思い切って、休み明けの自分に預けてしまいます。「これは、休み明けにやる」と決めて、リストに書いておく。決めてしまえば、頭から追い出せます。
三つめは、「実は、やらなくてもいいもの」。焦って全部やろうとすると見えなくなりますが、落ち着いて見ると、「これ、別にやらなくてもいいのでは」というものが、案外混じっています。これは、この機会に手放してしまいましょう。
こうして仕分けすると、「絶対にやるべきこと」は、思ったより少ないことに気づきます。焦っているときは、すべてが緊急に見えてしまうんですよね。でも、冷静に分けてみると、本当に休み前に必要なのは、ほんの一部。あとは、休み明けに回すか、手放すか。そう整理できると、ずいぶん肩が軽くなります。
やり残しがあっても、休みは休んでいい
そして、いちばんお伝えしたいのは、これです。多少のやり残しがあっても、休みは、ちゃんと休んでいいんです。
やり残しを気にして、休み中もそわそわして、頭のどこかで仕事のことを考えている。それでは、体は休んでいても、心が休まりません。「休み明けにやる」と決めたことは、休み明けの自分に任せて、休んでいる間は、きれいさっぱり忘れる。それくらいの割り切りが、あっていいと思うのです。やり残しは、逃げていきません。休み明けに、ちゃんとそこで待っていてくれます。だから、安心して、今は休んでください。
考えてみれば、やり残しがあるということは、それだけ、仕事をしてきたということでもあります。まったく何もしていなければ、やり残しも生まれません。この夏、ここまで走ってきた証として、やり残しがある。そう思えば、少し、いとおしくすら思えてきませんか。完璧に片づいていないことを、責めなくていいんです。
もし今、「毎年、休み前に無理をして、休みの初日は疲れて動けない」という状態を繰り返しているなら、それは、業務の量や進め方そのものを、見直すサインかもしれません。apro-incでは、そもそも休み前に慌てなくて済むような、日頃からの業務の整え方や、優先順位のつけ方を、一緒に考えるお手伝いをしています。「いつも締め切り前や休み前に、しわ寄せが来る」「仕事の優先順位が、うまくつけられない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。慌てずに、気持ちよく休みに入れる。そんな働き方を、一緒につくりましょう。
AYAKA’s View
やり残しと折り合いをつけるのが上手な人は、休むのも上手だな、と、いろいろな方を見てきて思います。逆に、全部完璧にやろうとする人ほど、いつも何かに追われていて、休んでも休まらない。まじめで責任感が強い人ほど、そうなりがちなんですよね。だから、これは、そういう頑張り屋さんにこそ、届けたい話なんです。
私自身も、昔は「全部終わらせないと落ち着かない」タイプでした。でも、あるとき、「終わらないものは終わらない」と開き直ってから、ずいぶん楽になったんです。手放すことを覚えたら、かえって、大事なことに集中できるようになった。全部を抱えようとすると、全部が中途半端になる。それより、いくつかを潔く手放して、残ったものに力を注ぐ。そのほうが、結局はいい仕事ができるし、ちゃんと休めます。この週末からお盆に入る方も多いと思います。どうか、やり残しに罪悪感を抱かず、しっかり休んで、また明けてから、一緒に頑張りましょう。よいお盆を。

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