【お盆連休コラム】仕事から離れて、はじめてわかること

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
お盆休みに入った方も、多いのではないでしょうか。今日から数日、仕事のことを忘れて過ごせる。そう思うだけで、少し肩の力が抜けますよね。
休みの初日というのは、独特の感覚があります。昨日までの張りつめた気持ちが、まだ少し残っていて、体はゆるみたいのに、頭がついてこない。「何かやらなきゃ」という気分が、なんとなく抜けきらない。でも、一日、二日と過ごすうちに、だんだん、本当に力が抜けていく。そして、仕事から完全に離れたとき、ふと、見えてくるものがあるんです。今日は、その「離れてみて、はじめてわかること」について、連休の始まりに、少し書いてみたいと思います。
近すぎると、見えない
私たちは、毎日、仕事のすぐそばにいます。あまりに近くにいすぎて、かえって、その全体像が見えなくなっている。そんなことが、あるように思うんです。
たとえば、大きな絵を鑑賞するとき、あまりに近づきすぎると、絵の具の筆跡は見えても、何が描かれているのかは分からなくなりますよね。少し離れて、全体を眺めて、はじめて、そこに何が描かれているのかが分かる。仕事も、同じなのかもしれません。毎日その中にどっぷり浸かっていると、目の前の細部ばかりが見えて、「そもそも、自分は何をしているんだっけ」「これは、どこへ向かっているんだっけ」という、大きな絵が見えなくなる。
お盆のように、仕事から物理的に離れる時間は、この「少し離れて眺める」を、自然にさせてくれます。距離ができると、近くにいたときには見えなかったものが、ふっと見えてくる。「あの仕事、実はそんなに大事じゃなかったかも」「本当に力を注ぎたいのは、こっちだったな」。忙しさの中では気づけなかったことに、休んでいる間に、ふと気づく。そういう経験、ありませんか。
離れてみて、大切さに気づくこともある
一方で、離れてみて、はじめて「大切だったんだな」と気づくこともあります。
毎日会っていると当たり前だった同僚のありがたさ。慣れきって何も感じなくなっていた仕事の面白さ。忙しさの中では見えなくなっていた、そういうものの価値が、離れてみると、しみじみと分かったりする。「ああ、あの仕事、けっこう好きだったんだな」「あのチームで働けているのは、幸せなことだったんだな」と。渦中にいるときは気づかないのに、少し離れると、大切なものの輪郭が、はっきりしてくる。
これは、なんだか、人との関係にも似ていますね。ずっと一緒にいると当たり前になってしまうけれど、少し離れてみると、その存在の大きさに気づく。仕事も、休むことで、あらためて向き合い直せる。休みは、仕事を忘れるためだけのものではなくて、仕事との距離を取り直して、もう一度、ちゃんと見つめるための時間でもあるのかもしれません。
何も気づかなくても、それでいい
とはいえ、休みのたびに「何か大事なことに気づかなきゃ」なんて、気負う必要は、まったくありません。むしろ、そんなことを考えていたら、休めませんよね。
ここまで「離れると見えてくる」なんて書いておいて、ひっくり返すようですが、休みの本当の価値は、たぶん、頭を空っぽにして、ただ休むこと、それ自体にあります。何も考えず、ゆっくり過ごす。おいしいものを食べる。好きなだけ寝る。家族や友人と、他愛のない時間を過ごす。その中で、もし、ふと何かに気づくことがあれば、それは、おまけみたいなもの。気づかなくても、まったく構わないんです。
大事なのは、走り続けてきた自分を、いったん止めてあげること。ゆるめてあげること。そうやって、心と体を回復させることが、休みの、いちばんの役割です。そして、しっかり回復した状態でこそ、ふとした気づきも、自然に訪れるものなのだと思います。無理に何かを得ようとせず、ただ、ゆだねる。それが、いちばん豊かな休み方なのかもしれません。
まだ、連休は始まったばかりです。焦らず、少しずつ、日常の緊張をほどいていってください。仕事のことは、少しの間、忘れて大丈夫です。ちゃんと、明けてからでも間に合いますから。
AYAKA’s View
こうして業務改善やDXの記事を書いている私が言うのもなんですが、私は、休むことは、働くことと同じくらい大切だと、本気で思っています。むしろ、良い休みがあるから、良い仕事ができる。この二つは、切り離せないものなんですよね。
私がお手伝いで、業務の無駄をなくしたり、仕組みを整えたりするのも、突きつめれば、みなさんに、こういう休みの時間を、ちゃんと持っていただくためなんです。仕事に追われて、休みも心から休めない。そんな状態を、少しでも変えたい。今はお盆の真っ最中ですから、仕事の相談ごとは、どうか脇に置いておいてください。もし、休み明けに、「そういえば、休んでいる間に、こんなことに気づいたな」「もう少し、余裕のある働き方をしたいな」と思うことがあれば、そのときに、ゆっくりお話を聞かせていただけたら嬉しいです。まずは今は、しっかり休んでください。良いお盆を、心からお祈りしています。

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