お盆明けの初日は、それでいい|助走をつけて日常に戻る

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
おはようございます、ではなく、こんにちは、ですね。お盆休みが明けて、今日から仕事、という方も多いのではないでしょうか。長い休みのあとの、初日。いかがでしょう、体は、ちゃんと動いていますか。
正直に言うと、私は、この日がちょっと苦手です。数日間、すっかり緩んでいた体と頭を、また仕事モードに戻すのは、なかなか骨が折れる。デスクに向かっても、どこか現実感がなくて、「あれ、私、いつもどうやって仕事してたんだっけ」なんて、ぼんやりしてしまう。今日は、そんな「お盆明けの初日」を、どう乗り切るか。というより、どう、乗り切らなくていいか、という話をさせてください。
初日から本調子なんて、無理な話
まず、はっきりお伝えしたいことがあります。長い休みのあとの初日から、いつも通りの本調子で働けるほうが、むしろおかしいんです。
考えてみてください。数日間、仕事から完全に離れて、のんびり過ごしていた。故郷でゆっくりして、家族と過ごして、何もしない贅沢も味わって。心も体も、すっかりリラックスモードになっていた。それが、今日の朝、いきなり全開で動き出せるほうが、不自然ですよね。休みが充実していたなら、なおさらです。良い休みだったからこそ、戻るのに、時間がかかる。
以前、連休明けの記事でも書きましたが、休んで緩んだ心と体には、日常に戻るための「助走」がいります。車がすぐには最高速度を出せないように、人間も、暖機運転が必要なんです。なのに、初日から「さあ、遅れを取り戻すぞ」と気合いを入れると、たいてい空回りします。そして、思うように動けない自分に、がっかりして、余計に調子が狂う。だから、まずは、「初日はこんなもんだ」と、自分に言ってあげてください。それで、いいんです。
軽いものから、そろそろと
とはいえ、まったく仕事をしないわけにもいきません。じゃあ、どう始めるか。私のおすすめは、いちばん軽いことから、そろそろと手をつけることです。
休み明けの初日に、いちばんやってはいけないのは、重い仕事や、頭を使う難しい案件から始めることです。エンジンが温まっていない状態で、いきなり重いものを持ち上げようとすると、潰れます。そうではなくて、まずは、たまった連絡にざっと目を通すとか、机を片づけるとか、そういう、頭を使わない軽い作業から。簡単なことをひとつ片づけると、「お、ひとつ終わった」という小さな達成感が生まれて、それが、止まっていたエンジンの、点火装置になってくれます。
小さな一つが動くと、次の一つも動かしやすくなる。そうやって、軽いものから重いものへ、だんだんとギアを上げていく。ローギアから、ゆっくり加速していく感じです。焦って、いきなりトップギアに入れようとしないこと。今日一日かけて、あるいは、二、三日かけて、少しずつ日常のペースに戻っていければ、それでじゅうぶんなんです。
そして、もうひとつ。休み明けの初日は、できれば、大事な打ち合わせや、締め切りを、詰め込みすぎないほうがいい。もし、今日の予定に、少し余裕があるなら、ラッキーです。今日は「助走の日」と割り切って、無理せず過ごしてください。もし予定が詰まってしまっているなら、それは、来年の自分のために、覚えておくといいかもしれません。「休み明けの初日は、予定を軽くしておこう」と。
焦りは、たいてい、幻
休み明けに、私たちを苦しめるものの正体。それは、たぶん「焦り」です。「休んでいる間に、仕事がたまっているんじゃないか」「みんな先に進んでいて、自分だけ遅れているんじゃないか」。そういう焦りが、初日の私たちを、追い立てます。
でも、その焦りは、たいてい、実際より大きいものです。いざ仕事に戻ってみたら、思ったほど大変なことにはなっていなかった、ということが、ほとんどなんですよね。人は、見えないものを、実際より大きく想像してしまう生きものですから。しかも、休みだったのは、あなただけではありません。取引先も、同僚も、多くの人が休んでいた。だから、世の中全体が、少しゆっくり動き出す時期なんです。あなただけが遅れている、なんてことは、ありません。
だから、焦らなくて、大丈夫です。まわりも、みんな、あなたと同じように、そろそろと日常に戻ろうとしています。ゆっくり、ぼちぼち、始めていきましょう。今日、完璧に仕事モードに戻れなくても、誰も困りません。数日かけて、少しずつ戻っていけば、それでいいんです。
もし、毎年、休み明けのたびに、この「立ち上がりのしんどさ」で消耗しているとしたら。あるいは、休み明けに全力を求められる職場の空気が、しんどいと感じているなら。それは、働き方の設計を、少し見直せるサインかもしれません。apro-incでは、こうした季節の波や、休み明けの立ち上がりも織り込んだ、無理のない働き方や業務の設計を、一緒に考えるお手伝いをしています。「休み明けのたびに、現場がぐったりしている」「気合いだけで乗り切る働き方から抜け出したい」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。人にやさしく、それでいて成果の出る働き方を、一緒につくりましょう。
AYAKA’s View
「お盆明けの初日くらい、のんびりでいい」なんて、コンサルタントが言うと、少し意外に思われるかもしれません。でも、私は、これは、長い目で見て、いちばん理にかなったことだと思っているんです。初日に無理をして、空回りして、疲れを引きずるより、そろそろと助走をつけて、数日で本調子に戻るほうが、結局は、ずっと早いし、健やかです。
人の調子には、波があります。それを無理やり一定にしようとすると、どこかで無理がきます。休み明けは、その波が、いちばん低いところにある。だから、その波に逆らわず、低いところからゆっくり上げていく。それでいいんです。今日は、まだ、エンジンがかかりきらないかもしれません。それで、大丈夫です。どうか、自分を追い立てず、ぼちぼちいきましょう。そして、もし「毎年の休み明けが、あまりにしんどい」と感じるなら、その働き方、一緒に見直しませんか。いつでも、お待ちしています。

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