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業務改善

やりきった仕事と、持ち越す仕事|締めの、線の引き方

2026.09.04

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

九月も、最初の週が、もうすぐ、終わります。今週も、お疲れさまでした。今週は、上半期を締める、というテーマで、書いてきました。その締めの、いちばん、悩ましいところ。それが、今日のテーマ、「どこで、線を引くか」です。

上半期を締めるとなると、「できるだけ、たくさんのことを、やりきってから、締めたい」と、思うのが、人情です。でも、現実には、全部を、やりきることは、できません。だから、「これは、やりきる」「これは、持ち越す」という、線を、どこかで、引かなければならない。この、線の引き方が、上半期を、気持ちよく締められるかどうかを、左右します。

全部やりきろうとすると、締められない

まず、正直に、お伝えします。「全部、やりきってから、締めよう」とすると、たいてい、いつまでも、締められません。

以前、お盆の前に、「全部終わらせてから休む、は、たいてい無理」という話を書きました。上半期の締めも、まったく、同じです。仕事は、ひとつ終われば、また、次が生まれる。「全部」という状態は、基本的に、やってこない。それなのに、「全部、やりきる」を目指すと、九月の終わりまで、へとへとになるまで、働き続けて、それでも、やり残しは、なくならない。そして、疲れきった状態で、下半期に、突入する。これでは、良い締めとは、言えませんよね。

だから、大事なのは、全部を、やりきることではなく、「どこまでを、やりきって、どこからを、持ち越すか」の、線を、自分で、引くことなんです。締めるというのは、全部を、終わらせることではなく、区切りを、つけること。そして、区切りをつけるとは、線を、引くこと、なんです。

「やりきる」に、こだわりすぎない

線を引くとき、多くの人が、「やりきる」ほうに、こだわりすぎてしまいます。「これも、やりきりたい」「あれも、中途半端には、したくない」。その気持ちは、まじめさの、あらわれで、立派なことです。でも、それが、強すぎると、線が、引けなくなります。

ここで、少し、発想を、変えてみてほしいのです。「持ち越す」ことは、負けでも、失敗でも、ありません。むしろ、「これは、下半期に、じっくり、取り組もう」という、前向きな、選択でも、あるんです。上半期の、残りわずかな時間で、無理やり、片づけて、質を、落とすくらいなら、下半期に、きちんと、時間をかけて、やったほうが、いい仕事に、なることも、あります。だから、「持ち越す」を、罪悪感ではなく、「下半期に、良い形で、やるための、判断」として、捉える。そう考えると、線が、引きやすく、なります。

そして、線を引く基準は、シンプルです。「これは、上半期のうちに、区切りをつけないと、まずいか?」と、問うてみる。放っておくと、誰かに、迷惑がかかる、下半期の、足かせになる。そういうものは、やりきる側の線に。逆に、下半期に回しても、大きな問題が、ないものは、思い切って、持ち越す側の線に。この基準で、仕分けていくと、意外と、「本当に、上半期中に、やりきるべきこと」は、少ないことに、気づきます。

持ち越すなら、きちんと持ち越す

ただし、ひとつ、大事な、注意点があります。「持ち越す」と決めたものは、きちんと、持ち越すこと。これが、締めの、肝です。

月曜にも、少し触れましたが、「意識して、持ち越す」のと、「なんとなく、やり残す」のは、まったく、違います。「これは、下半期に、やる」と、はっきり、決めて、それを、下半期のタスクとして、書き留めておく。そうすれば、それは、けじめのある、持ち越しです。でも、締めるとも、持ち越すとも、決めないまま、宙ぶらりんで、放置すると、それは、ただの、先送りに、なってしまう。同じ「来期やる」でも、決めて持ち越したものは、安心して、手放せますが、放置したものは、下半期に入っても、ずっと、頭に、引っかかり続けます。

だから、線を引いたら、「持ち越す」側のものを、ちゃんと、リストにして、下半期の、最初のほうに、位置づけておく。そうすれば、その仕事は、下半期に、きちんと、拾われます。持ち越すことに、後ろめたさが、なくなる。そして、上半期の締めの間、その仕事のことを、いったん、忘れて、目の前の、締めるべきことに、集中できる。きちんと持ち越すことは、実は、上半期を、すっきり締めるための、いちばんの、コツなんです。

この週末、あるいは、九月の残りで、上半期の仕事に、線を、引いてみてください。全部を、やりきろうと、無理をせず、やりきるものと、持ち越すものを、冷静に、仕分ける。そして、持ち越すものは、きちんと、下半期へ、渡す。その、線の引き方が、上手にできると、上半期を、気持ちよく、締めて、身軽に、下半期を、迎えられます。

もし、「線を、引きたいけれど、どれも、大事に見えて、仕分けられない」「持ち越すものと、やりきるものの、判断が、難しい」ということがあれば、ぜひ、この締めの時期に、ご相談ください。apro-incでは、こうした、仕事の優先順位づけや、線の引き方を、一緒に、考えるお手伝いをしています。社内だけだと、どうしても、「全部、やらなきゃ」という空気に、なりがちですが、外の視点が入ると、「これは、下半期でいいですよ」「これこそ、今、やるべきですね」と、冷静に、線が、引けるようになります。「上半期の締めを、うまく、つけたい」という方は、ぜひ、声をかけてください。

AYAKA’s View

「線を引く」というのは、実は、とても、勇気のいることです。というのも、線を引くとは、「これは、やらない」「これは、後回しにする」と、決めることでも、あるからです。何かを、選ぶことは、何かを、選ばないこと。まじめで、責任感の強い人ほど、この「選ばない」決断が、苦手だったりします。全部を、抱えようとして、線が、引けない。

でも、私は、上手に線を引ける人こそ、本当に、仕事のできる人だと、思っています。限りある時間と、力を、どこに、注ぐか。それを、自分で、決められる人。全部を、平等に、抱えるのではなく、大事なものを、見極めて、そこに、集中し、そうでないものは、潔く、手放すか、持ち越す。この、線の引き方こそが、仕事の質を、決めるんです。もし、線を引くのが、苦手だと感じているなら、その判断を、一緒に、させてください。外の人間がいると、案外、すっぱりと、線が、引けるものです。今週も、お疲れさまでした。良い週末を、そして、良い九月の締めを。


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