【仕事のモヤモヤ解消】「MVP(小さく試す)」思考法

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
「新しい企画のために何度も会議を重ねたのに、結局お蔵入りになった」 「良かれと思って作った新しい社内ルールが、現場の負担を増やしただけだった」 日々の業務の中で、このような「せっかく頑張ったのに空振りだった」という経験はありませんか?
前回、前々回と、ITやkintoneの導入を成功させるコツとして「MVP(実用最小限の製品=まずは小さく試すこと)」をご紹介してきました。
実はこの考え方、システム開発だけでなく、日常のすべての仕事、さらには経営の意思決定にも応用できる最強の思考法なのです。今回は、この考え方が私たちの仕事に何をもたらし、どう視界をクリアにしてくれるのかをお話しします。
「小さく試す(MVP)」思考法がもたらすもの
仕事で「小さく試す」とは、「100点満点の計画を立ててから動くのではなく、20点〜30点の段階で一度やってみて、周りの反応を確かめる」ということです。
この思考法を身につけると、仕事の進め方が次のようにガラリと変わります。
1. 「何が正解か」がはっきり、すっきりする
どれだけ机の上で議論を重ねても、それはすべて「仮説(予想)」に過ぎません。会議室で3時間悩むよりも、簡易的なやり方で「実際に5人に試してもらう」ほうが、何倍も正確な答えが出ます。 「悩む時間」が「確かめる行動」に変わるため、仕事のモヤモヤがすっきり解消されます。
2. 空振りのダメージがほぼゼロになる
時間をかけて作った100点の企画がダメだった時のショックと損失は甚大です。しかし、3時間で作った30点分の試作品なら、もし評判が悪くても「じゃあ別の方法にしよう」と、すぐに笑顔で軌道修正ができます。
日常の仕事への応用例
この「小さく試す」は、明日からの仕事ですぐに実践できます。
- 【書類やマニュアル作成】 分厚いマニュアルを一気に書き上げる前に、まずは「箇条書きのA4用紙1枚」だけ作ってメンバーに見せます。「この方向性で合ってる?」「ここが分かりにくい」という意見を最初にもらうことで、手戻りがなくなります。
- 【新しい社内ルールの導入】 「来月から全社一斉に新しい日報ルールをスタートします」とする前に、まずは「営業部のAさん・Bさんの2人だけ」に3日間試してもらいます。そこで出た不満や改善点を直してから全社に広げれば、導入の混乱を完全に防げます。
- 【新規顧客へのアプローチ】 新しいサービスを売るために、高額なパンフレットを作る必要はありません。まずは手書きに近い案内状や、メール1本で既存の親しいお客様に「こういうの興味ありますか?」と聞いてみる。その反応を見てから、本格的な営業資料を作り込めば良いのです。
AYAKA’s View
私たちが仕事で迷ったり、行動が止まってしまったりするのは、「失敗したくない」「完璧なものを出さなきゃいけない」というプレッシャーがあるからです。
しかし、ビジネスに100%の正解はありません。 「小さく試す」思考法は、私たちをそのプレッシャーから解放してくれます。「まずは試運転だから、不完全で当たり前」と思えるようになると、社内のフットワークは驚くほど軽くなります。
この考え方が社内に定着すること自体が、実はどんなITツールを導入するよりも価値のある、究極の「業務改善」であり「DXマインド」の育成につながると私は考えています。
apro-incでは、単にITシステムを入れるだけでなく、社員の皆様が主体的かつ効率的に動けるような「仕事の進め方の改善(マインドセットの変革)」も含めた総合的なDXサポートを行っています。 「社内の業務効率を上げたいけれど、何から変えればいいか分からない」「社員の挑戦する風土を作りたい」といった経営者様のお悩みに並走します。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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