バックアップ、最後に確認したのはいつですか?

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
8月最初の記事は、少しドキッとする質問から始めます。会社の重要データ、最後に「復元できること」を確認したのはいつですか?
「バックアップは取っているはず」という会社は多いのですが、「復元テストをしたことがある」会社はぐっと減ります。いざというときに復元できないバックアップは、ないのと同じです。
「クラウドにあるから大丈夫」の落とし穴
クラウドストレージは確かに強力ですが、万能ではありません。
- 誤削除:ゴミ箱の保持期間を過ぎると復元不能
- ランサムウェア:同期型のストレージは暗号化されたファイルもそのまま同期してしまう
- アカウント事故:乗っ取りや誤った一括削除、退職者アカウントの削除に伴うデータ消失
つまり「同期」と「バックアップ」は別物。ここの区別が今日の記事で一番お伝えしたいことです。
基本は3-2-1ルール
バックアップの定番は「3つのコピーを2種類の媒体で持ち、1つは離れた場所に置く」と3-2-1ルールです。中小企業の現実解としては、日常データはクラウドストレージ、そこから別サービスへの自動バックアップ、基幹データはさらに外部媒体か別拠点——という組み合わせが現実的です。ポイントは「自動」であること。人が手動で取るバックアップは、必ず途切れます。
年に1度の「復元テスト」をカレンダーに
そして冒頭の質問に戻ります。バックアップ体制の仕上げは、復元テストです。年に1度、日を決めて「バックアップから実際にファイルを復元してみる」。これだけで、「取っていたつもり」の事故はほぼ防げます。担当者も決めておきましょう。「誰かがやっているはず」は、誰もやっていないのと同じです。
AYAKA’s View
バックアップは、成果が見えにくい地味な投資です。でもデータ消失で業務が数日止まるコストと比べれば、自動バックアップの費用は保険料として破格に安い。夏季休暇で人が少ない今の時期は、復元テストの好機でもありますよ。
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