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業務改善

日曜の夜、一週間分の「よかったこと」を三つ数える|機嫌よく生きる技術

2026.07.26

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

日曜の夜の過ごし方について、これまで何度もお話ししてきました。振り返り、設計、手紙、うまくいかない週の抱え方、半年後への問いかけ。回を重ねてきましたが、今日は、いちばん最初にお話しした、あの原点に、そっと戻ってみたいと思います。

シリーズの一回目で、私は「今週うまくいったことを1つ書く」ことから振り返りを始めましょう、とお伝えしました。今日は、それを少しだけ広げて、「一週間の”よかったこと”を、三つ数える」という習慣について、お話しさせてください。たったこれだけのことなのですが、続けていると、心の景色が、じわじわと変わってくるんです。

人は、放っておくと「悪いこと」ばかり数えてしまう

まず、少し不思議な、でも大事な話から。私たち人間は、放っておくと、良かったことよりも、悪かったことのほうを、ずっとよく覚えているようにできているそうです。

一日の終わりに思い返すのは、たいてい、うまくいかなかったことや、失敗したこと、嫌だったこと。うまくいったことや、嬉しかったことは、なぜかするりと忘れてしまう。これは、性格が暗いからではなくて、危険を察知して生き延びるための、人間のもともとの性質なんだそうです。だから、意識しないと、私たちの心は、自然と「悪いこと」のほうへ、傾いていってしまう。

そう考えると、日曜の夜になんとなく気持ちが重くなるのも、無理はないんですよね。一週間の中で、うまくいかなかったことばかりが、頭に残っている。よかったこともたくさんあったはずなのに、それらは、記憶の隅にしまわれて、思い出されないまま。これは、なんだか、もったいないと思いませんか。せっかくの、よかったことたちが、なかったことにされてしまうなんて。

だから、意識して「数える」

「よかったことを三つ数える」というのは、この、放っておくと悪いことに傾いてしまう心のクセに、そっと逆らってみる習慣です。

やり方は、拍子抜けするほど簡単です。日曜の夜、この一週間を思い返して、「よかったこと」を三つ、探すだけ。大げさなことでなくて、まったく構いません。「あの仕事、思ったよりうまくいった」「同僚が手伝ってくれて助かった」「食べたあれが、おいしかった」。本当に、それくらいの、ささやかなことでいいんです。むしろ、小さなことのほうがいい。日常に埋もれて見過ごしてしまう、小さな「よかった」を、わざわざ拾い上げてあげる。それが、この習慣のいいところなんです。

三つ探そうとすると、自然に、一週間を「よかったこと目線」で見返すことになります。すると、不思議なことに、「あれ、けっこう、いいこともあったな」と気づくんですよね。悪いことばかりだと思っていた一週間の中に、ちゃんと、光る瞬間があった。それを見つけられると、日曜の夜の気持ちが、ふっと軽くなる。そして、「まあ、悪くない一週間だったな」と思えたら、月曜の朝の足取りも、少し変わってきます。

「機嫌よくいる」のは、立派な技術

これは、単なる気休めの話ではありません。私は、「自分の機嫌を、自分でとる」というのは、大人にとって、とても大切な技術だと思っているんです。

自分の機嫌が、まわりの出来事まかせだと、いいことがあれば上機嫌、悪いことがあれば不機嫌、と、心はいつも振り回されてしまいます。でも、「よかったことを数える」ような、自分で自分の心を整える術を持っていると、多少のことがあっても、自分で自分を、ごきげんな状態に戻してあげられる。これは、生きていくうえで、じわじわ効いてくる力なんですよね。

そして、機嫌よくいることは、自分のためだけではありません。上機嫌な人のまわりは、なんとなく空気がやわらかくなります。逆に、いつも不機嫌な人がいると、まわりは気を遣って、ぴりぴりしてしまう。とくに、人の上に立つ立場の方の機嫌は、職場全体の空気を、驚くほど左右します。リーダーが機嫌よくいてくれるだけで、みんなが、ほっと安心して働ける。だから、「自分の機嫌をとる」というのは、実は、まわりへの、いちばん身近な思いやりでもあるんです。

以前、「ありがとうを言い忘れる職場」の話を書きましたが、あれとも、どこかつながっています。自分の中の「よかったこと」に気づける人は、まわりの「ありがたいこと」にも、きっと気づきやすい。自分をごきげんに整える習慣が、巡り巡って、あたたかい職場をつくっていく。そんな気がするんです。

この日曜の夜、よかったら、この一週間の「よかったこと」を、三つ、数えてみてください。ノートに書いても、頭の中で思い返すだけでも、構いません。きっと、思っていたより、いい一週間だったと気づくはずですから。

AYAKA’s View

「業務改善のコンサルタントが、機嫌の話?」と思われるかもしれません。でも、私は本気で、働く人の「ごきげん」は、会社の大切な資産だと思っているんです。どんなに効率的な仕組みをつくっても、そこで働く人が、いつも不機嫌で、すり減っていたら、いい仕事は生まれません。逆に、みんなが機嫌よく働ける職場は、それだけで、強い。

だから、私が目指す業務改善の、いちばん先にあるゴールは、「そこで働く人が、機嫌よくいられること」なんです。無駄をなくし、余裕を生み、一人ひとりが自分を整える余白を持てる。そんな会社は、放っておいても、いい方向へ進んでいきます。もし今、忙しさに追われて、職場から笑顔が消えかけていると感じるなら、その状態は、変えられます。仕組みと、心の余白の、両方から。その一歩を、私に手伝わせてください。まずは今夜、ご自身の一週間の「よかったこと」を、三つ。よい夜を、そして、よい一週間を。


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