七月が終わります|一か月を、三行で振り返ってみる

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
今日で七月が終わります。
カレンダーをめくる直前のこの日、いつも思うことがあります。「あれ、七月って、何があったっけ」。梅雨が明けて、暑くなって、海の日があって。それくらいは思い出せるのですが、仕事の中身となると、意外なほど、するりと抜け落ちている。毎日あんなに忙しかったはずなのに、一か月がまるごと、指の間からこぼれていくような感じがします。
今日は、月末らしく、振り返りの話をさせてください。とはいえ、立派な月次レビューの話ではありません。もっと軽い、三行だけの振り返りです。
立派にやろうとするから、続かない
以前、上半期の振り返りについて書いたことがあります。数字で見て、できたことと進まなかったことを分けて、下半期の重点を決める。あれはあれで大事なのですが、半期に一度だからできることでもあります。
これを毎月やろうとすると、たいてい、続きません。月末は忙しいし、そもそも振り返りに時間を取ること自体が、「緊急ではないけれど大事なこと」の典型です。今週も、引き継ぎメモの話で同じことを書きましたが、こういうものは、放っておくとどこまでも後回しになります。そして、二、三か月やらないうちに、「まあ、いいか」となる。
だから私は、月次の振り返りは、拍子抜けするほど軽くていいと思っているんです。具体的には、三行。それ以上は書かない。書けそうでも、書かない。それくらい小さくしておかないと、続かないからです。
三行に、何を書くか
私が書いているのは、こんな三行です。
一行目は、今月やってよかったこと。仕事でも、それ以外でもいい。「あの資料の作り方を変えたら楽になった」「思い切って人に任せてみた」。うまくいったことを、ひとつだけ。
二行目は、今月ひっかかったこと。うまくいかなかったこと、というより、もやっとしたことです。「あの作業、毎回時間がかかっている気がする」「あの件、判断を先延ばしにしたままだ」。反省ではなく、気づいたこと、くらいの感じで。
三行目は、来月ちょっと変えてみたいこと。二行目とつながっていることが多いです。「あの作業のやり方を、一度見直してみる」。大げさな目標ではなく、来月ためしてみたいこと、を一つ。
これだけです。慣れれば、三分もかかりません。それでも、この三行があるのとないのとでは、月の感触がまるで違うんですよね。書き留めておくと、「七月は、あれとあれがあった月だった」と、輪郭が残る。何も書かないと、ただ暑かった一か月、として流れていってしまいます。
積み重なると、思わぬものが見えてくる
三行の振り返りが面白いのは、続けたときです。
三か月、四か月とためていくと、あるとき気づきます。「あれ、この”ひっかかったこと”、先月も書いてる」。同じもやもやが、何度も出てくるんです。これは、けっこう大事なサインです。一回きりの不満なら流していいのですが、毎月出てくるということは、そこに構造的な問題があるということですから。
以前、繁忙期のときに「詰まりどころをメモしておくと、あとで改善のタネになる」という話を書きました。月次の三行も、同じ働きをします。その場では小さな違和感でも、記録が積み重なると、「ここを直すべきだ」という確かな手がかりに変わる。記憶は薄れますが、三行のメモは残ってくれます。
そして、一行目の「やってよかったこと」がたまってくるのも、悪くありません。半年後に読み返すと、意外といろいろやっているものです。日々の実感としては何も進んでいない気がしていても、記録を見ると、ちゃんと前に進んでいる。それは、なかなか励みになります。
明日から八月です。お盆の準備や、夏の忙しさで、あわただしい月になる方も多いでしょう。だからこそ、今日のうちに三行。今日は金曜で、明日から八月という、ちょうどいい区切りです。帰る前の三分、七月を振り返ってみませんか。
そして、もし三行を書いてみて、「これ、毎月同じことを書いているな」と気づくものがあったら。それは、個人の工夫では動かせない、仕組みの問題かもしれません。apro-incでは、そうした繰り返し現れる詰まりどころを一緒に洗い出して、根っこから手を打つお手伝いをしています。「毎月同じところで苦労している気がする」「振り返りはしても、次につながらない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。その三行の中に、改善の入り口があるはずです。
AYAKA’s View
振り返りというと、反省会のようなイメージを持たれる方が多いのですが、私はそう思っていません。振り返りは、過ぎた時間に、手触りを残す作業だと思っています。
何も記録しないと、日々は本当に、あっという間に流れていきます。忙しければ忙しいほど、そうです。気づいたら夏が終わっていて、気づいたら今年が終わっている。それはそれで、悪いことではないのかもしれません。でも、少しだけ立ち止まって三行残しておくと、その一か月が、自分の中にちゃんと積もっていく。積もったものが、次の判断を助けてくれる。私は、そういう感覚が好きなんです。今日は七月の最終日。三行、書いてみてください。そして、書いたものの中に、一人では動かせないものが見つかったら、いつでも声をかけてください。よい八月を迎えられますように。

▼ お問い合わせはこちら https://apro-inc.biz/contact
▼ 【Xで記事について発信しています|フォローして頂けると嬉しいです!】 https://x.com/ayakan_tp