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業務改善

世代間のITギャップの前向きな捉え方

2026.08.09

こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。

組織シリーズの締めくくりは、多くの会社が抱える「世代間のITギャップ」についてです。

DXを進めると、必ずこの話題にぶつかります。「若手はツールに強いけど業務を知らない」「ベテランは業務に精通しているけど新しいツールを敬遠する」。

このギャップ、どう埋めればいいのでしょうか。

「若手が教える」構図の落とし穴

よくあるのが、デジタルに強い若手がベテランに操作を教える、という形です。合理的に見えますが、これが一方通行になると摩擦が生まれます。

教わる側のベテランは「長年のやり方を否定された」と感じやすく、教える側の若手は「なんで分かってくれないんだ」と苛立つ。IT一つで、長年築いた関係がぎくしゃくすることさえあります。

カギは「相互学習」にすること

大事なのは、ITを一方通行の教育にしないことです。

若手はデジタルツールに強い。ベテランは業務の勘所・お客様のこと・例外処理を知っている。どちらも欠かせない知識です。「若手がツールを教え、ベテランが業務を教える」という双方向の関係にすると、上下でなく対等な学び合いになります。

相互学習を生む3つの工夫

① 「教え合う」を公式の場にする

雑談まかせにせず、短くていいので互いに教え合う時間を設ける。公式の場になると、教わることが恥ずかしくなくなります。

② ベテランの暗黙知も言語化する

ツールの手順だけでなく、ベテランの頭の中にある判断基準も引き出して残す。これは以前お話しした暗黙知の共有そのもので、若手にとって何よりの財産になります。

③ 「分からない」を言える空気を作る

年齢に関係なく「これ分からないので教えて」と言える空気。これは昨日お話しした心理的安全性と地続きです。

ギャップは「弱み」でなく「補い合える強み」

世代が違うことは、本来は弱みではなく強みです。片方だけでは持てない知識を、組織として合わせ持てるのですから。問題はギャップの存在ではなく、それを一方通行にしてしまうこと。相互学習の形にできれば、世代の差はむしろ組織の厚みになります。

AYAKA’s View

ITギャップを「若手 対 ベテラン」の構図にすると、どちらも消耗します。でも「お互いが持っていないものを教え合う」関係に変えると、同じギャップが強みに反転します。今週お届けした組織の話は、結局すべて「人をどう活かすか」に行き着きます。ツールはそのための道具にすぎない、と私は思っています。

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