こんにちは、apro-incの業務改善・DXコンサルタント、AYAKAです。
「DXを進めたいけど、うちの会社は今どのレベルにいるのかわからない」。この悩みを持つ経営者はとても多いです。
実は経済産業省とIPA(情報処理推進機構)が、企業のDX成熟度を6段階で評価する「DX推進指標」を公開しており、2026年4月には最新版の自己診断フォーマットが改訂されました。今回はこの指標をベースに、中小企業経営者が5分でできるセルフ診断を作成しました。
衝撃のデータ:日本企業の7割がLv.0〜1
IPAの自己診断レポートによると、中小企業のDX成熟度の平均値は1.40。大半の企業がLv.1(一部での散発的実施)にとどまっています。Lv.4以上の「全社的・持続的実施」に達している企業は、全体のわずか1%です。
「うちはまだ早い」と思っていた方も、Lv.1〜2に実はすでにいる可能性があります。逆に「DXを進めている」と思っていた方が、Lv.1で止まっていることも少なくありません。まず現在地を把握することが、次の一手を決める最短の方法です。
DX成熟度 5段階モデル 自社はどのレベル?
DX推進指標(経産省・IPA準拠)をベースに、中小企業向けに噛み砕いて整理しました。

| レベル | 状態 | 具体的な姿 | 中小企業の割合 |
|---|---|---|---|
| Lv.0 | 未着手 | DXという言葉は知っているが、社内で誰も取り組んでいない状態 | 約30% |
| Lv.1 | 散発的実施 | 特定の部署や担当者が個別にツールを試している。全社的な方針はない | 約40% |
| Lv.2 | 戦略的実施(一部) | 経営層がDXを意識し始め、特定業務で成果が出始めている | 約20% |
| Lv.3 | 全社戦略に基づく推進 | DXの方針・体制が整備され、複数部門で継続的に進んでいる | 約8% |
| Lv.4〜5 | 全社的・持続的実施 | DXが経営戦略と一体化し、継続改善サイクルが回っている | 約2% |
5分でできるDX成熟度セルフ診断(全10項目)
以下のチェックリストで「できている」に当てはまる項目数を数えてください。

| チェック項目 | できている | できていない |
|---|---|---|
| ① 社内でDXやデジタル化の話題が経営者・役員レベルで出たことがある | ✅ | → Lv.0 |
| ② 特定の業務でクラウドツールやアプリを導入したことがある | ✅ | → Lv.0〜1 |
| ③ 業務の無駄・非効率を洗い出す「棚卸し」を一度でも行ったことがある | ✅ | → Lv.1 |
| ④ DX推進の担当者(兼務でも可)が社内にいる | ✅ | → Lv.1 |
| ⑤ デジタル化で時間・コストが削減できた実績が1つ以上ある | ✅ | → Lv.1〜2 |
| ⑥ DXの目標・方針が経営計画に含まれている | ✅ | → Lv.2 |
| ⑦ 複数の部署でデジタルツールが日常的に活用されている | ✅ | → Lv.2〜3 |
| ⑧ KPI(数値目標)を設定してDXの効果を定期的に測定している | ✅ | → Lv.3 |
| ⑨ AIや自動化ツールが特定業務に組み込まれて運用されている | ✅ | → Lv.3〜4 |
| ⑩ DXの改善サイクル(PDCA)が全社的に定着している | ✅ | → Lv.4以上 |
あなたのレベルと「今すぐやること」
✅の数をもとに、現在のレベルと次のアクションを確認してください。
| あなたのレベル | ✅の数の目安 | 今すぐやること | apro-incへの相談テーマ |
|---|---|---|---|
| Lv.0(未着手) | 0〜2個 | 業務の棚卸しを1時間やってみる。時間がかかっている業務を3つ書き出す | どこから始めるか。業務棚卸しの進め方 |
| Lv.1(散発的) | 3〜5個 | 成功している個別ツールを1つ選び、他部署にも横展開する計画を立てる | スモールスタートから全社展開のロードマップ |
| Lv.2(戦略的・一部) | 6〜7個 | DXのKPIを数値で設定し、推進担当者を正式に任命する | DX推進体制の整備と効果測定の設計 |
| Lv.3以上(全社推進) | 8〜10個 | AI・自動化ツールの導入で人が行う判断業務の割合を増やす | AI活用戦略・次フェーズへの移行支援 |
AYAKA’s View
このチェックリストを使うと、「うちはLv.1だと思っていたけどLv.0だった」という気づきを得る経営者の方がとても多いです。これは恥ずかしいことではなく、「正しいスタート地点を知れた」ということです。
DXで最も大切なのは「現在地を正確に把握してから動き出すこと」です。Lv.0でもLv.3でも、次のステップは必ずあります。
「診断してみたけど、具体的に何から動けばいいかわからない」。そんな方のご相談をapro-incはお待ちしています。レベルに応じた最適なロードマップを一緒に設計します。
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